この記事では「ミトコンドリアで白髪予防できるのか」についてまとめています。
ミトコンドリアって、簡単に言うとなに?
きたきたきたー!!!白髪染めオタクに世界的なニュースが飛び込んできました。あのリポビタンDでおなじみの大正製薬が白髪の減少に作用することを発見しました。
そこで白髪に注目した美髪研究員の私が、「どうしてミトコンドリアで白髪が減るのか」についてお伝えします。
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- 最新の白髪予防をしたい
- 白髪はもう黒く戻らないと諦めていた
- ミトコンドリアを使った白髪予防を知りたい
ミトコンドリアで白髪は減るの?
そもそも、ミトコンドリアって聞いたことしかないと思うので、いったい何?というところからなんですが、厚生労働省の説明に次のような解説があります。
ミトコンドリアは、細胞内に存在する細胞内小器官であり、1細胞あたり100個から2000個程度含まれます。その構造としては、外膜と内膜の二重の生体膜によって囲まれ、内部が膜間部とマトリクスという空間に分けられています。マトリクス内には、ミトコンドリアDNAが存在しています。
このミトコンドリアDNAは、わずかではありますが、ミトコンドリアにおけるエネルギー生成に重要な遺伝情報を持っています。
一方、機能としては細胞内におけるエネルギー(ATP)生成の役割や、アポトーシス(細胞死)に役割を担っています。また、運動を行う際に生体は筋肉を収縮させるための多くのエネルギーを必要とします。このエネルギーの大部分が、ミトコンドリアによる有酸素性エネルギー代謝により作り出されます。継続的な運動(トレーニング)は、骨格筋や心筋におけるミトコンドリアの適応をもたらし、更なるエネルギー供給や疲労耐性を可能とします。
出典元:厚生労働省「e-ヘルスネット」
ミトコンドリアが作り出すエネルギーがなくなると、髪に与える影響としては毛髪を作る細胞は活動できなくなり結果として白髪になるわけです。
そこで大正製薬が学習院大学理学部の柳茂教授と、世界で初めてミトコンドリアユビキチンリガーゼ「MITOL*1」が毛髪や皮膚のアンチエイジングにおいて重要な働きをすることを発見しました。
ミトコンドリアで白髪に有用な理由
大正製薬は、今までミトコンドリアユビキチンリガーゼ「MITOL」の発現が低下すると白髪になる可能性を発表しています。今回は、発現を高める「ボタンピエキス」を色素細胞に添加したところ、色素細胞において発現を高めることに成功。
そして、「ボタンピエキス」を培養毛包に添加したところメラニンの量が多くなることを確認しました。
それから、「ブラックリバースペプチド1」を組み合わせ白髪に作用する可能性を発見したわけです!!!
そこで実際に生活する人が使って評価する試験にて、「ボタンピエキス」×「ブラックリバースペプチド1」を使ったところ、なんと約40%の人に白髪が減少したように感じました。
また、白髪だけでなく髪の毛の量が増えたと感じる人が、驚きの約70%の人に白髪が減ったと感じています。
という以上のことから、ミトコンドリアユビキチンリガーゼ「MITOL」は白髪に有用だということが証明されています。
ミトコンドリアの白髪サプリってある?
現在のところ、ミトコンドリアが白髪に有用だという確認が行われた段階で、残念ながら商品開発まで進んでいません。
しかしながら、大正製薬はネイチャーラボというシャンプーを多く開発している会社と研究をしていますから、間もなくミトコンドリアの白髪サプリや白髪シャンプーが販売されるのではないでしょうか。
ミトコンドリアで白髪ケアできる時代に期待!
この記事では「ミトコンドリアで白髪予防できるのか」についてまとめました。ここで、記事の内容を振り返っておきましょう。
- ミトコンドリアは白髪に有用だった
- ミトコンドリアに注目した白髪サプリに期待
- ミトコンドリアは様々なエイジングケアに役立つ
白髪が目立つと老けて見えるし、若々しいイメージがありませんよね。そこでミトコンドリアで、黒い髪になれば活気のある感じに戻れます。
ですから、白髪染めオタクとしては「ミトコンドリアの白髪サプリ」が商品開発されたら、ぜひ試してみたいと思います。